お店にキャッシュレス決済を導入したいけれど、エアペイとストアーズ決済のどちらを選べばいいか迷っていませんか?手数料や初期費用、対応している決済方法など、比較するポイントが多くて判断に困りますよね。
実は、エアペイとストアーズの比較では、あなたのお店の規模や運営スタイルによって最適な選択肢が変わってきます。
この記事では、両サービスの手数料体系、初期費用、決済方法の違いを詳しく解説し、どちらがあなたのお店に合っているかを判断できるようにします。
さらに、導入後の入金サイクルやサポート体制についても比較していきます。
この記事を読めば、あなたのお店に最適な決済サービスを自信を持って選び、スムーズにキャッシュレス決済を導入できるでしょう。
以下の記事ではエアペイとストアーズ決済に限らず、主要決済サービス9社を徹底比較しているので参考にしてみてください。

エアペイが おすすめな人 | ストアーズ決済が おすすめな人 |
・豊富な決済方法に対応したい人 ・初期費用や運用コストを抑えたい人 ・インバウンド対策に取り組みたい人 ・キャンペーンでお得に利用したい人 | ・初期費用を抑えて始めたい人 ・ネットショップと実店舗の両方を運営している人 ・今後ネット販売を始める予定がある人 ・シンプルな決済機能面だけを求めている人 |
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エアペイとストアーズ決済の基本情報の比較
この章では、以下の内容について解説します。
- エアペイの初期費用・月額費用・決済手数料などの基本スペック
- ストアーズ決済の料金体系と対応決済手段の特徴
- 両サービスで現在実施中のお得なキャンペーン情報
エアペイ(Airペイ)の特徴と基本スペック

エアペイはリクルートが提供するキャッシュレス決済サービスで、初期費用・月額費用が0円、振込手数料も全ての銀行で0円です。決済手数料は2.95%または3.24%で、COIN+のみ0.99%と業界最安水準となっています。
iPadまたはiPhoneに専用カードリーダーを接続して使用するため、コンパクトで場所を取りません。
対応決済ブランドは71種類以上と豊富で、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済など幅広い支払い方法に対応しています。審査通過後はカードリーダーが送られてくるため、届いたその日から利用を開始できるのも魅力です。
ストアーズ決済(STORES決済)の特徴と基本スペック

ストアーズ決済は月額固定費が無料で、決済端末は通常19,800円ですが条件達成で0円になります。(決済端末の条件付き無償化キャンペーンは2025年1月14日(火)9:59に終了いたしました。)
クレジットカード決済の手数料は3.24%、交通系電子マネーは1.98%と業界最安水準です。スマートフォンやタブレットに専用アプリをインストールし、Bluetooth接続の決済端末で利用できます。
申し込みから最短3営業日で利用開始できるスピード感も特徴といえます。特に交通系ICカード決済の手数料が安いため、Suicaなどを使う顧客が多い店舗に向いているでしょう。キッチンカーやイベント出店など屋外での利用にも適しています。
2つのサービスの最新キャンペーン情報
- エアペイ:0円スタートキャンペーン/決済手数料ディスカウントプログラム
- ストアーズ決済:現在実施中の特殊なキャンペーンはなし。
エアペイでは現在「0円スタートキャンペーン」を実施中で、通常18,334円かかるカードリーダーが無料で提供されます。さらに2024年12月からは「決済手数料ディスカウントプログラム」が開始され、中小事業者向けに決済手数料が3.24%から2.48%に引き下げられました。
一方、ストアーズ決済でも一次審査通過後、条件を満たすことで19,800円の決済端末が0円になるキャンペーンを実施していました。(決済端末の条件付き無償化キャンペーンは2025年1月14日(火)9:59に終了いたしました。)
エアペイに関しては初期費用を抑えて始められるチャンスですので、導入を検討している方は今が絶好のタイミングかもしれません。
キャンペーンは期間限定の場合が多いため、公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。
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エアペイとストアーズ決済を11項目で徹底比較
この章では、以下の11項目で両サービスを詳しく比較します。
初期費用・月額費用・決済手数料の比較
エアペイ | ストアーズ決済 | |
初期費用 | 0〜19,800円 | 19,800円 ※スマホやタブレットは加盟店で用意 ※中小企業向けスタンダードプランは決済端末が無料 |
月額費用 | 0円 | ・スタンダードプラン(中小企業向け) 月額3,300円(税込) ・中小企業向けフリープラン 月額無料 ・標準プラン 月額無料 |
決済手数料 | クレジットカード3.24% | VISA /MasterCard:1.98〜3.24% (プランによる) その他決済:2.38〜3.24% (プランによる) |
QRコード決済手数料 | 3.74% | PayPay /楽天ペイ:3.24% (プラン共通) その他:3.24% (プラン共通) |
キャンペーン | ・0円スタートキャンペーン ・決済手数料ディスカウントプログラム ・紹介キャンペーン | 現在未実施 (2025年10月18日現在) |
エアペイは初期費用・月額費用ともに0円で、決済手数料は2.95%または3.24%です。カードリーダーは0円スタートキャンペーンで無料提供されています。
一方、ストアーズ決済も月額固定費は無料ですが、決済端末は通常19,800円かかります。クレジットカード決済手数料は3.24%、電子マネー決済は1.98%となっています。交通系電子マネーの決済手数料1.98%は業界最安水準ですので、Suicaなどを使う顧客が多い店舗ではストアーズ決済のほうがコストを抑えられるでしょう。
どちらも決済がない月は費用が発生しないため、導入リスクは低いといえます。
入金サイクルと振込手数料の比較
エアペイ | ストアーズ決済 | |
入金サイクル | 月6回 (みずほ銀行/三菱UFJ銀行/三井住友銀行) 月3回(上記以外の銀行) | 月1回 翌々営業日 ※任意選択可能 |
入金手数料 | 指定銀行:0円 その他銀行:200円 | 0円 ※手動入金の場合、振込手数料が10万円未満は200円/回 |
エアペイは入金サイクルは、振込先がみずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行の場合は月6回、それ以外の銀行は月3回の入金サイクルです。
振込手数料はどの銀行でも無料ですが、ゆうちょ銀行は指定できません。
一方、ストアーズ決済は手動入金と自動入金の2種類から選べます。手動入金は決済日の翌日から振込依頼でき、1〜2営業日以内に入金され、自動入金は月末締めの翌月20日に自動入金されます。
手動入金で売上合計が10万円未満の場合は200円の振込手数料がかかりますが、10万円以上または自動入金なら無料です。資金繰りを重視するならエアペイのメガバンク指定が有利でしょう。
対応決済ブランド数と決済方法の違い

エアペイは71種類以上の決済ブランドに対応しており、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済など幅広くカバーしています。特にQRコード決済の種類が豊富で、訪日外国人向けの決済手段も充実しています。
一方、ストアーズ決済も主要なクレジットカードや電子マネーに対応していますが、対応ブランド数ではエアペイに劣ります。ただし、交通系電子マネーの手数料が1.98%と安いため、交通系ICカードを使う顧客が多い店舗には向いているでしょう。
エアペイはポイントサービスの利用も可能ですので、幅広い決済手段を求めるならエアペイがおすすめといえます。
審査期間・導入スピードの違い
エアペイ | ストアーズ決済 | |
審査期間 | 3営業日〜最大1ヶ月 | 最短2営業日 ※クレジットカード一次審査完了 |
導入日までの期間 | 申込から最短10日 | 申込から最短約3営業日 |
エアペイの審査はVisaとMasterCardのが最短3日で完了し、利用開始まで約2週間程度かかります。
最初のVISA・マスター・銀聯の審査が約10日で通過すれば決済をスタートでき、全ての決済ブランドの審査完了には約30日かかります。ストアーズ決済は申し込みから最短3営業日で利用開始できます。
審査スピードでは両サービスとも大きな差はありませんが、ストアーズ決済のほうがやや早い傾向です。エアペイで審査が遅れる主な原因は、メールアドレスの入力ミスや書類アップロード漏れなどのケアレスミスです。
どちらのサービスもサポート窓口を設けていますが、混雑時には対応が遅れることもあるため、導入前に公式サイトのヘルプページを確認しておくとよいでしょう。
POSレジ連携と外部システム連携の比較
エアペイ | スクエア | |
連携可能なPOSレジ | ・Airレジ | ・Bionly ・Loyverse POS ・NEXPO ・Okage DX Platform ・Orange Operation ・POS+ ・STORES レジ ・Salon Answer ・poscube ・あっと決済 ・かんたんレジ ・スマレジ ・ユビレジ |
エアペイはAirレジと連携でき、売上データを自動でfreee会計に連携し、手数料や入金期日も含めて自動取り込みできます。
Airレジはfreee会計、マネーフォワード クラウド会計、弥生シリーズ、TKC FXシリーズなど主要な会計ソフトと連携可能です。ストアーズ決済もfreee会計との連携が可能で、決済の売上額を自動計上できます。
ストアーズ決済ではオンライン決済やサブスクリプション機能、ネットショップ作成も連携できるため、実店舗とオンラインの両方で販売する事業者に向いています。どちらも主要な会計ソフトとの連携機能を備えており、この点では大きな差はないといえるでしょう。
実際のコストシミュレーション(月商別で比較)
エアペイのコストシュミレーションは以下の通りです。
月商30万円 | 月商50万円 | 月商100万円 | |
決済手数料(3.24%) | 9,720円 | 16,200円 | 32,400円 |
振込手数料(月6回) | 1,200円 | 1,200円 | 1,200円 |
月額利用料 | 0円 | 0円 | 0円 |
月間合計 | 10,920円 | 17,400円 | 33,600円 |
月商30万円でクレジットカード決済のみを利用する場合、エアペイでは30万円×3.24%=9,720円の決済手数料がかかります。振込手数料は無料なので、実質コストは9,720円です。
ストアーズ決済のコストシュミレーションは以下の通りです。
月商30万円 | 月商50万円 | 月商100万円 | |
決済手数料(3.24%) | 9,720円 | 16,200円 | 32,400円 |
振込手数料(月6回) | 200円 | 200円 | 200円 |
月額利用料 | 0円 | 0円 | 0円 |
月間合計 | 9,920円 | 16,400円 | 32,600円 |
ストアーズ決済も同じく30万円×3.24%=9,720円ですが、手動入金で10万円未満を3回依頼すると200円×3回=600円の振込手数料が追加されます。
自動入金なら振込手数料は無料となります。月商100万円の場合、エアペイは100万円×3.24%=32,400円、ストアーズ決済も同額ですが手動入金でも10万円以上なら振込手数料は無料です。
交通系電子マネーが多い店舗では、ストアーズ決済なら1.98%の手数料で済むため、100万円×1.98%=19,800円となり、大幅に節約できます
サポート体制・保証内容の比較
エアペイ | ストアーズ決済 | |
問い合わせ方法 | ・電話 ・メール ・チャット | ・電話 ・メール |
対応可能時間 | 9:30〜23:00 | (平日)10:00〜18:00 |
休業日 | (電話)年中無休 9:30〜23:00 (チャット)年中無休 9:30〜22:00 | 土日 |
エアペイはリクルートが運営しており、電話やメールでのサポートを提供しています。カードリーダーはキャンペーンで無料貸与されるため、故障時には対応を受けられます。
ストアーズ決済もサポート窓口を設けており、導入時の疑問や操作方法について問い合わせできます。決済端末は購入扱いのため、故障時の対応は購入した端末の保証内容によります。
両サービスともに基本的なサポートは提供されていますが、繁忙期や混雑時には回答まで時間がかかる場合があります。トラブルを避けるため、導入前に操作マニュアルやヘルプページを確認しておくことをおすすめします。
サポート体制では大きな差はありませんが、無料貸与のエアペイのほうが故障時の対応は安心かもしれません。
カード読み取り方式の比較
エアペイはカードリーダーにカードを挿入またはかざして読み取る方式です。IC付きクレジットカードはICチップで読み取り、電子マネーはタッチ決済に対応しています。
コンパクトなカードリーダーをiPadまたはiPhoneにBluetooth接続して使用します。ストアーズ決済も同様に、専用の決済端末をスマートフォンやタブレットに接続して使う方式です。
カードの挿入やタッチで読み取りが完了し、操作は簡単です。どちらも非接触決済に対応しているため、衛生面でも安心でしょう。読み取り方式に大きな違いはなく、どちらも使いやすい設計となっています。
端末のサイズやデザインも似ているため、機能面での差はほとんどないといえます。
会計ソフト連携機能の比較
エアペイ | ストアーズ決済 | |
会計サービス | ・freee会計 弥生シリーズ ・マネーフォワードクラウド会計 ・マネーフォワードクラウド確定申告 ・FXシリーズ | ・freee会計 |
エアペイはAirレジを経由してfreee会計と連携でき、売上データだけでなく決済手数料や入金期日も自動で連携できます。マネーフォワード クラウド会計、弥生シリーズ、TKC FXシリーズなど主要な会計ソフトとの連携も可能です。
ストアーズ決済もfreee会計との連携が可能で、決済の売上額や取消・返品された売上、決済手数料を自動で取り込めます。決済データを自動で会計ソフトに反映させることで、記帳ミスを減らし、確定申告の準備もスムーズに進められます。
どちらのサービスも主要な会計ソフトとの連携機能を提供しており、個人事業主や小規模事業者にとって大きなメリットといえます。会計ソフト連携では両サービスに大きな差はありません。
契約・解約方法についての比較
契約方法については以下の表で確認しましょう。
エアペイ | ストアーズ決済 | |
申込方法 | Web申込のみ | Web申込のみ |
申込手順 | ①AirID作成 ②店舗情報入力 ③書類アップロード | ①アカウント作成 ②事業者情報入力 ③書類アップロード |
必要書類(個人) | 【個人事業主】 ・本人確認書類 ・開業届の写し ・店舗確認書類 ・許可証(業種別) | 【個人事業主】 ・本人確認書類 ・開業届の写し ・事業内容がわかる資料 ・許可証(業種別) |
必要書類(法人) | 【法人】 ・登記簿謄本(発行6ヶ月以内) ・店舗確認書類 ・許可証(業種別) | 【法人】 ・登記簿謄本(発行6ヶ月以内) ・事業内容がわかる資料 ・許可証(業種別) |
書類提出形式 | JPG、PNG、PDF | JPG、PNG、GIF、PDF |
口座条件 | ゆうちょ銀行以外の日本国内の口座 | 制限なし(日本国内の口座) |
審査期間 | 通常3日〜2週間程度 | 通常数日〜2週間程度 |
審査完了後 | 2〜4日でカードリーダー ・マニュアル ・ステッカー発送 | 端末発送 (スタンダードプランは無料) |
申込キャンセル | 申込日から1ヶ月以内に書類未提出で自動キャンセル | 申込受理前なら可能 |
解約方法については以下の表を確認しましょう。
エアペイ | ストアーズ決済 | |
解約方法 | 専用フォームからWeb申請のみ(電話不可) | 管理画面からWeb申請のみ(電話不可) |
解約手順 | ①専用フォームで解約申請 ②本人確認の電話 ③回収キット受取 ④機器返却 | ①管理画面ログイン ②加盟店登録情報から解約 ③解約理由入力 ④STORES社からメール連絡 |
解約処理期間 | 2〜3営業日でサービス停止 | 1〜3営業日で解約処理完了 |
違約金 | 基本0円 ※以下違約金発生ケース ・一度も利用せず解約 ・規約違反(キャッシュレス決済を提供していない等) ・機器破損 | ・フリープラン→0円 ・スタンダードプラン→残契約期間×3,300円 |
機器返却 | 必要 (カードリーダー/iPad) | フリープラン:破棄可能 スタンダードプラン:返却または破棄 |
返却方法 | 回収キットで元払い返送 | 希望者のみ回収依頼可能 |
返却時の送料 | 約1000円(元払い) | 回収依頼する場合のみ発生 |
売上金の扱い | 解約後、本人確認電話で説明あり | 解約処理後1〜3営業日で入金処理開始→翌1〜2営業日で入金 |
データ保存 | 解約前にCSVダウンロード必須 | 解約前にCSVダウンロード必須 |
解約の取り消し | 不可 | 不可 |
再契約の可否 | 可能(過去データの引き継ぎはなし) | 可能(過去データの引き継ぎはなし) |
エアペイは公式サイトから申し込みを行い、審査通過後に利用開始となります。契約期間の縛りはなく、エアペイの解約も可能です。無料貸与されたカードリーダーやiPadは返却が必要となります。
解約金や違約金はかかりませんので、気軽に始められるでしょう。エアペイは解約時は基本的に違約金は0円ですが、一度も利用していない場合や規約違反時には費用が請求される可能性があります。
ストアーズ決済も公式サイトから申し込みでき、契約期間の縛りはありません。フリープランはいつ解約しても違約金0円ですが、スタンダードプランは1年契約で、契約期間中の解約には残契約期間分の月額料金が違約金として発生します購入した決済端末は返却不要です。
どちらのサービスも解約のハードルは低く、試しに導入してみることもできます。ただし、解約手続きの詳細は公式サイトで事前に確認しておくことをおすすめします。解約方法では両サービスに大きな違いはないといえます。
運営会社の比較
エアペイ | ストアーズ決済 | |
運営会社 | 株式会社リクルート | STORES株式会社 |
設立 | 2012年10月(旧リクルートライフスタイル) | 2012年3月(旧ヘイ株式会社) |
資本金 | 3億5,000万円 | 1億円 |
決済サービスブランド | ・Airペイ ・Airペイ QR ・Airペイ ポイント ・Airペイ タッチ | ・STORES 決済 ・STORES 請求書決済 |
その他の店舗向けサービス | ・Airレジ(POSレジ) ・レストランボード ・サロンボード ・ホットペッパーグルメ ・ホットペッパービューティー | ・STORESネットショップ ・STORES レジ ・STORES 予約 ・STORESブランドアプリ ・STORESロイヤリティ |
サービス開始 | 2015年10月 | 2013年(旧Coiney) |
エアペイはリクルートグループが運営する決済サービスです。リクルートは人材紹介や情報サービスで長年の実績がある大手企業で、信頼性が高いといえるでしょう。
AirレジやAirシフトなど、店舗運営に役立つサービスも展開しています。ストアーズ決済はSTORES株式会社(旧コイニー)が運営しており、ネットショップ開設サービスのSTORESも提供しています。
どちらも実績のある企業で、サービスの安定性や継続性については心配する必要はないでしょう。運営会社の規模ではリクルートグループのほうが大きいですが、どちらも信頼できる企業です。
自分の事業スタイルに合ったエコシステムを選ぶとよいでしょう。
エアペイとストアーズ決済の失敗しない選び方
この章では、以下の内容をご紹介します。
- 飲食店・小売店・美容室など店舗タイプ別のおすすめサービス
- 実際に利用している人の評判や口コミから見る判断基準
- 両サービスの併用は可能か、切り替え時に注意すべきポイント
店舗タイプ別のおすすめサービス
エアペイは電子マネーやQRコードの対応ブランド数が豊富なため、特にQRコード決済を多く利用する訪日外国人の顧客が多い店舗に向いています。PayPayやd払いなどのスマホ決済が豊富で、アジア圏観光客向け決済ブランドも充実しています。
観光地の飲食店や土産物店、インバウンド客が多い小売店にはエアペイがおすすめです。
一方、ストアーズ決済はメールやSNSで支払いを受け付けられるオンライン決済も利用できます。
2回払い・リボ払いに対応しており、交通系電子マネーの手数料が1.98%と安いため、Suicaを使う通勤客が多い店舗や、オンラインでも販売したい事業者に適しているでしょう。自分の店舗タイプに合わせて選ぶことが大切です。
実際の利用者の評判・口コミから見る選択基準
まずはエアペイの評判や口コミを見ていきましょう。
Airレジは月額使用料が0円なのがありがたいです。
キャッシュレス決済をまとめて管理できるので、経理の手間もぐっと減ります。
操作もわかりやすく、初めてのスタッフでもすぐに覚えられるのが便利です。引用:IT review
AirPayでは他の決済端末同様にクレジットカード、交通系ICやQR決済などのスタンダードな決済手段を取り揃えているので、お客様がよっぽどマイナーな決済手段を提示されない限りカバーできるかと思います。
後はV(T)ポイントや楽天ポイントなどもカバーできるのが良かったです。引用:IT review
良い評判があるものの、エアペイは電話サポートが繋がりにくいという評判もあり、30分から1時間程度待つこともあるようです。ただし、エアペイのサポート受付時間は9:30〜23:00と長く、メールでの問い合わせには翌営業日までに返答があるため、緊急でなければメールやチャットを活用するとよいでしょう。
続いてストアーズ決済の評判と口コミを見てきましょう。
最初契約した時はタッチ決済というもの自体が存在していなかったが、時代の変化でタッチ決済が主流になってきた際もアップデート対応のみで使えるようになりました。端末を変えたりなど無駄な作業がないため、更新作業などが手軽にできる点がいいところと思います。
引用:IT review
自動入金での振込手数料が今までは200円していたものが、かからなくなり徐々に改善されており、全体としていい傾向だと思っております。管理画面はシンプルでわかりやすいです。
引用:IT review
ストアーズ決済は決済処理の早さやスタイリッシュなデザインで良い評判があります。利用者からは「処理が激早で感動した」「デザインが美しい」という声が寄せられています。
両サービスともに基本的な操作は導入前に確認しておくことをおすすめします。実際の利用者の声を参考にしながら、自分の店舗に合ったサービスを選びましょう。
以下の記事では、エアペイとストアーズの評判と口コミについてより深く解説しています。
併用は可能?切り替え時の注意点
エアペイとストアーズ決済の併用は可能です。どちらも契約縛りや解約手数料がないため、解約が簡単で、両方試して使いにくい方を解約することもできます。
併用のメリットとしては、トラブル発生時に安心できる点や、導入コストがかからないため一気に申し込める点が挙げられます。ただし、ストアーズ決済は1年以上決済システムの利用がなければ一時停止される場合があり、エアペイは6ヶ月以上利用がなければ契約解除される可能性があります。
また、両サービスとも店舗の見やすいところに加盟店標識を提示する必要があります。切り替えや併用を検討する際は、これらの注意点を把握しておくとよいでしょう。
エアペイとストアーズ決済の比較に関連するよくある質問
この章では、エアペイとストアーズ決済の比較検討時によくある疑問にお答えします。具体的には以下の内容を解説します。
- エアペイの欠点やデメリットは何ですか?
- スクエアとエアペイどっちがいい?
- エアペイは手数料が安いですか?
- エアレジの欠点は何ですか?
エアペイの欠点やデメリットは何ですか?
エアペイのデメリットは、初期費用としてカードリーダー代が約20,000円かかる点です。また、対応する決済方法を増やすには追加のリーダーが必要になる場合があります。
入金サイクルは月6回と他社より多いものの、三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行以外を利用する場合は振込手数料が都度200円かかるでしょう。
さらに、電子マネー決済では一部の交通系ICカードに対応していないケースもあります。スマホやタブレットが必須のため、機器のバッテリー切れや通信環境に左右される点も注意が必要といえます。
スクエアとエアペイどっちがいい?
スクエアとエアペイの選択は、お店の運営スタイルによって変わります。初期費用を抑えたいならスクエアがおすすめです。カードリーダーが7,980円と安く、無料のPOSレジアプリも充実しています。
一方、豊富な決済手段を提供したい店舗にはエアペイが向いているでしょう。QRコード決済や電子マネーの対応数が多く、幅広いお客様のニーズに応えられます。
手数料はどちらも3.24%〜3.74%程度で大きな差はありません。入金サイクルを重視するなら、エアペイの月6回入金が魅力的かもしれません。
エアペイは手数料が安いですか?
エアペイの決済手数料は3.24%〜3.74%で、業界内では標準的な水準です。クレジットカード決済は3.24%または3.74%、電子マネーは3.24%、QRコード決済は3.24%に設定されています。
特別に安いわけではありませんが、高すぎることもないでしょう。ただし、前述の通り一部の銀行以外への振込では1回200円の手数料が発生します。
月の入金回数が多い場合、この振込手数料が積み重なる点には注意が必要です。トータルコストで考えると、利用する銀行や月間の取引量によってお得度が変わってきます。
エアレジの欠点は何ですか?
エアレジ自体は無料のPOSレジアプリですが、いくつかの制約があります。まず、オフライン環境では使用できないため、常にインターネット接続が必要です。
また、高度な在庫管理や顧客管理機能を求める場合、物足りなさを感じるかもしれません。エアレジとエアペイを連携させる際、初期設定がやや複雑で、ITに不慣れな方は戸惑う可能性もあるでしょう。
さらに、iPadまたはiPhoneが必須のため、Android端末では利用できない点も欠点といえます。ただし、基本的なレジ機能は十分備わっており、小規模店舗には適しています。
まとめ|エアペイとストアーズ決済の比較結論
エアペイとストアーズ決済の比較を通じて、それぞれの特徴と選び方のポイントを解説してきました。最後に重要なポイントをおさらいしましょう。
この記事の主要ポイント
- エアペイは豊富な決済方法に対応し、月6回の入金サイクルが魅力
- ストアーズ決済は初期費用無料で、ネットショップとの連携がスムーズ
- 手数料は両サービスとも3.24%〜3.74%で大きな差はない
- 実店舗重視ならエアペイ、ネット販売も視野に入れるならストアーズがおすすめ
- 振込手数料や入金サイクルも含めたトータルコストで判断することが大切
あなたのお店の運営スタイルや将来の展望に合わせて、最適な決済サービスを選びましょう。まずは各サービスの公式サイトで詳細を確認し、必要に応じて資料請求や問い合わせをしてみてください。
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