キャッシュレス決済が日常になりつつある現代社会では、多くのキャッシュレス決済サービスがあります。
その中でも費用を安くして導入できるのが「エアペイ(Airペイ)」ですが、「デメリットが多いと聞く」「導入する前に審査について知りたい」など思う方も多いでしょう。
エアペイはデメリットが多くあげられていますが、しっかり対応対策を行うことで特に問題視する必要がなくなります。
今回この記事では、エアペイのデメリットを紹介し、メリットと導入前に注意しておくことも解説しています。
エアペイのデメリットをしっかりと把握して、導入前の対策をするために参考にしてみてください。
エアペイ(Airペイ)の6個のデメリット
エアペイにはメリットもありますが、デメリットも多くあると言われています。
エアペイの6個のデメリットは以下のとおりです。
- アンドロイド端末は使用不可
- Wi-Fi環境が推奨されている
- 審査基準が高い
- 申込みや審査に時間がかかる
- ゆうちょ銀行の取り扱いは不可
- レシート発行ができない
上記10個のデメリットを詳しくみていきましょう。
アンドロイド端末は使用不可
エアペイではアンドロイド端末は使用不可となっています。
エアペイの導入にはiPadかiPhoneが必要となっているからです。
アンドロイド端末では導入できないため、iPadかiPhoneの準備を行うことを検討しましょう。
ただし、エアペイの「キャッシュレス導入キャンペーン」を利用するとiPadと専用カードリーダーが無料になります。
2024年3月現在に行われているキャンペーンですが、代数に限りがあるため、いつ終了するかわかりません。
エアペイの導入を検討している方は早めのキャンペーン利用がおすすめです。
Wi-Fi環境が推奨されている
エアペイではWi-Fi環境が推奨されています。
エアペイでキャッシュレス決済を利用する際には、「エアペイアプリ」という専用アプリを使用し、専用カードリーダーとの接続にはWi-Fiが必要です。
決済に利用するiPadやiPhoneは、固定のネット回線やWi-Fi環境又は4Gか5G回線の利用が推奨されています。
3GやフリーWi-Fiだと、動作保証がないため決済動作の不備などにも繋がるため注意が必要です。
また、キャンペーンで無料iPadを借りた際はWi-Fi環境必須なため、事前に準備しておきましょう。
審査基準が高い
エアペイは審査基準が高いことがデメリットとしてあげられます。
審査基準に関しての公開はありませんが、審査に落ちてしまう声も多く上がっています。
審査に落ちてしまう可能性がある場合のケースは以下のとおりです。
- 回数券払いや月額の前払いコース料金などの料金体制の場合
- 実店舗や運営拠点がない
- リクルートと以前にトラブルがあった場合
- 水商売や未申請の深夜営業を行なっている場合
上記が審査に落ちてしまう可能性のあるケースですが、事前に前準備を行なっておくと良いでしょう。
前準備として具体的には、「店舗のホームページを作成する」「運営拠点がわかるように掲載しておく」などが考えられます。
エアペイの審査基準は高いですが、審査自体は無料で受けられるので、ぜひ審査を受けてみてください。
申込みや審査に時間がかかる
エアペイの申込みや審査には時間がかかります。
審査期間としては、申込み申請をしてから最短で3日ですが、現在申込みが殺到していることもあり、審査に時間がかかると告知があります。
最短3日で審査が終わるのは「VISA」「Mastercard」「UnionPay」の3種類です。
そのほかの場合は審査が終わり次第随時審査結果が通知されます。
注意点として、エアペイから問い合わせメールや連絡があった際は、1ヶ月以内に返信をするようにしましょう。
1ヶ月をすぎてしまうと自動キャンセルの扱いを受けてしまうため、メールが来ていないか確認を行うようにしましょう。
ゆうちょ銀行の取り扱いは不可
エアペイはゆうちょ銀行で取り扱いがありません。
ゆうちょ銀行のみ取り扱っておらず、ゆうちょ銀行以外の銀行であればどこでも口座登録ができます。
さらに、ゆうちょ銀行以外であれば、登録する名義は個人でも法人でも登録が可能で振込手数料が無料です。
口座登録ができる銀行と入金回数は以下のとおりです。
三井住友 | 三菱UFJ | みずほ | その他銀行 |
---|---|---|---|
月6回の入金サイクル | 月6回の入金サイクル | 月6回の入金サイクル | 月3回の入金サイクル |
レシート発行ができない
エアペイは即日入金が不可とされています。
登録している銀行によって入金日が異なります。
月入金が6回あるみずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行の入金日の目安は以下のとおりです。
対象期間 | 締日 | 入金日 |
---|---|---|
前月末日〜4日 | 5日 | 10日 |
5日〜9日 | 10日 | 15日 |
10日〜14日 | 15日 | 20日 |
15日〜19日 | 20日 | 25日 |
20日〜24日 | 25日 | 末日 |
25日〜末日前日 | 末日 | 翌5日 |
その他日本の銀行の入金日の目安は以下のとおりです。
対象期間 | 締日 | 入金日 |
---|---|---|
前月末日〜9日 | 10日 | 15日 |
10日〜19日 | 20日 | 25日 |
20日〜末日前日 | 末日 | 翌5日 |
振込日が金融機関の休日だった場合は、月末の振込は営業日前倒しになります。
入金サイクルを短くしたい場合はみずほ銀行か三井住友銀行、三菱UFJ銀行を利用すると良いでしょう。
オプション導入が必要な決済方法がある
エアペイでは、QRコード決済に対応させるためにはオプション導入が必要です。
エアペイは現在クレジットカードと電子マネーのみの決済対応を行なっていますが、QRコード決済に対応させるには「AirPAYQR」に申し込む必要があります。
ポイント決済についてもオプション導入をしなければならず、AirPayポイントに申し込む必要があります。
注意点として、エアペイQRは月額無料ですが、エアペイポイントは月額サービス料金が発生するので覚えておきましょう。
エアペイ(Airペイ)を導入する前に知っておくべき注意点
エアペイを導入する前に知っておくべき注意点は以下のとおりです。
- 実店舗が存在しない場合はエアペイの審査は厳しい
- 禁止している業種・商品・取引サービスがある
- エアペイ提供機器は貸出であるため返却する必要がある
上記3つの注意点をそれぞれみていきましょう。
実店舗が存在しない場合はエアペイの審査は厳しい
エアペイでは実店舗が存在しない場合は審査に通ることは厳しいと言われています。
実店舗情報がない場合は、審査で情報が正しいかどうか、信用性があるかどうかの判断をつけることが難しくなるからです。
仮に実店舗が存在していても、情報に誤りがあったり、偽りの情報を提出してしまっては審査に通ることは厳しいでしょう。
審査を受ける前に、実店舗をお持ちの方は情報に誤りがないか確認してしておきましょう。
禁止している業種・商品・取引サービスがある
エアペイの注意点として、禁止している業種や商品・取引サービスがある場合も審査に落ちることになるでしょう。
特に飲食店で夜間営業を行なっている場合や水商売を行なっている場合も審査に通らなかったというケースが多くみられます。
ただし、事業年数が長いお店では審査に通ったというケースもあるので、ケースバイケースですが、お店自体の信頼性が関係していることは間違いないでしょう。
エアペイ提供機器は貸出であるため返却する必要がある
エアペイの専用リーダーやiPadなどは、エアペイからの提供機器であるため、返却する必要があります。
エアペイの提供機器を破損させた場合は、修理費用が発生することもあるので注意しておきましょう。
ただし、通常業務で普通に使用していたら提供機器を破損させることなどは滅多にないので特に気にする必要はないでしょう。
エアペイ(Airペイ)の3つのメリット
エアペイのデメリットについて紹介してきましたが、ここからはエアペイのメリットについても解説します。
エアペイのメリットは以下のとおりです。
- エアペイは決済種類が豊富で振込手数料が無料
- エアペイはり利便性と操作性が高い
- エアペイはiPhoneやiPadですぐに利用できる
上記3つのメリットをそれぞれみていきましょう。
エアペイは決済種類が豊富で振込手数料が無料
エアペイは決済手段が豊富で振込手数料が無料という点がメリットとしてあげられます。
エアペイの決済手段は全部で35種類あり、業界最多で決済手数料も業界最安値です。
クレジットカードは7社に対応しており、SuicaやID、電子マネーの決済方法も豊富に対応しています。
QRコード決済に関しては、オプション導入が必要ではありますがPayPayやLINEPayを含む8種類以上と豊富です。
レジでの決済方法に関して「この決済方法が使えるか不安」という消費者の不安感を取り除くほどの豊富さです。
また、エアペイはどの銀行でも振込手数料が無料です。
他の決済サービスでは指定の銀行意外は振込手数料がかかってしまうケースもありますが、エアペイの場合はどの銀行でも振込手数料が無料なので非常に便利という声もあります。
エアペイは利便性と操作性が高い
エアペイはエアレジとの連携もできるため、利便性や操作性が高いこともメリットとして言えるでしょう。
無料アプリのエアレジと連携させることで、大変スムーズな決済を行うことができます。
アプリの固定費も掛からないうえ、アプリの操作方法に不安がある方でもサポート体制が整っているため安心して導入できるでしょう。
利便性と操作性が高いからこその不安はあるようですが、サポート体制も万全で使いやすさ抜群であるため、おすすめです。
エアペイはiPhoneやiPadですぐに利用できる
エアペイはiPhoneやiPadがあればすぐに利用できます。
特に日本はアップル製品の利用が多い国でもありますので、iPhoneやiPadを利用している方も多いでしょう。
いずれかを持っている場合は、別端末を準備する必要もないので、エアペイのサービスをすぐに利用できるのです。
アンドロイド端末しか持っていない場合は、提供機器からアプリのダウンロードなどが必要ですが、利便性のことを考えたらそこまで問題視する必要もないですね。
エアペイ(Airペイ)のデメリットに関連するよくある質問
エアペイのデメリットに関するよくある質問は以下のとおりです。
- なぜAirpayは安いのでしょうか?
- AIR Payを導入するメリットは?
- エアペイを導入してiPadが壊れた場合は?
- エアペイの手数料は高いですか?
上記4つの質問をそれぞれ詳しくみていきましょう。
なぜAirpayは安いのでしょうか?
エアペイが安い理由はカードリーダーが無料で提供されていることが大きく関係しています。
無料で提供されていると、導入する側は初期費用がかからないため、月額費用や振込手数料も掛からないため、低コストでサービスを利用できるのです。
導入する側は、実質的に決済手数料のみを支払うことになるので、他の決済サービスと比べても安く利用できます。
AIR Payを導入するメリットは?
エアペイを導入するメリットは、現金払いだけではなくクレジットカード決済や電子マネー、ポイントカード決済を利用できるようにすることで、消費者の支払い選択肢を増やせることにあります。
選択肢が多い分、顧客の機会損失を防ぎ、店舗の売上に直結することでしょう。
オプション導入が必要な決済方法もあるので、店舗の決済手段を検討してから導入すると良いでしょう。
エアペイを導入してiPadが壊れた場合は?
エアペイを導入してiPadなどの提供機器が壊れた場合は、まずはリクルートに相談しましょう。
どの業界もほとんど同じですが、「メーカー修理に出して欲しい」と言われるはずです。
その後はメーカー修理に出して破損箇所を直して貰えば良いですが、注意しなければいけないのが「本体交換」です。
本体交換を行うと。リクルートが管理しているシリアルナンバーの本体とは異なる商品を手にすることになるため、本体交換費用とiPad本体の費用が掛かるということです。
iPad修理は本体交換になるケースが多くあるので、しっかりと把握した状態でエアペイの利用を行いましょう。
エアペイの手数料は高いですか?
エアペイの決済手数料は、ほとんどの決済手段で3.24%です。
他社の決済手数料と比較してもエアペイのキャッシュレス決済手数料が安いことがわかります。
エアペイは決済手数料だけでなく、初期費用も安く抑えられるため初めやすおサービスの1つです。
まとめ:エアペイ(Airペイ)のデメリットを理解すれば導入しても利用しやすい
エアペイのデメリットについて解説してきましたが、審査基準が高いことやアンドロイド端末では使用不可という点が大きなデメリットとして言えます。
審査基準が高いことは事実ですが、しっかり実店舗を持っている場合などはホームページに掲載するなど対策を打てば問題ありません。
アンドロイド端末しかない場合でも、無料の提供機器があるので初期費用も抑えてエアペイを導入できます。
決済方法も35種類以上あるので、エアペイを導入し、機会損失を減らして売上を伸ばしていきましょう。
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